RPAツールは人間がPCで行っているコピー&ペースト・クリック等の
キーボードやマウスで行う作業を、人間が実行するのと同様に動作させることができます。
「人間の作業を代行してくれるロボット」のようなものとも言えるでしょう。
仮想労働者(デジタルレイバー)とも言われています。
作業を代行してもらうためには、RPAに人が行う処理の手順を登録しますが、
登録手順はノンプログラミングで行います。(細かい部分はプログラミングすることも可能)
RPAのツールは様々ありますが、いずれのツールも慣れれば直観的に操作可能なことが多いようです。
利用したことがある方は、マクロやVBAを想像するかと思いますが、
マクロとの大きな違いは、マクロはoffice製品を対象としたものであり、
RPAツールはoffice製品以外も操作できることが可能な点です。
RPAは、反復して大量に行う定型業務を任せるのに向いており、
人間が行うよりもはやく、正確に行うことができます。
その代わり、RPAは判断を伴うような作業や、処理中のエラー発生など、
イレギュラーなことが頻発する作業を代行するのには向いていません。
それでも、日本では多くの企業がRPAの導入を進めています。
RPAの適用業務に割いていた人材を他に充てるなど、
人材・時間の創出にも役立つ等、
RPAは多くのソリューションを生み出す一助となるのです。
RPAとマクロ/VBAはそれぞれに利点や向き不向きがありますが、
連携することでお互いを補い、より強力なロボットになります。
どちらかを利用するか選ぶというより、両方を利用することで
より一層業務の効率化を図ることが可能になるといえます。